幽けき刻
- 西嶋 徹 — Contrabass
- 蒼波花音 — Saxophone
- 遠藤ふみ — Piano
2022年、西嶋の呼びかけにより活動を開始。何かを「表現する」のではなく「在る」。三人はそれぞれ独立した世界を持ちながら、互いを説明し合わず、補完し合わず、主従を持たずに同じ時間の中に存在する。何を起こすかではなく、何が起きてしまうか、音がすでにそこに存在していたかのように始まり、いつのまにか消えていく。「ただそこに在り、耳を澄まし、待つ」制御すること、委ねること、意図することと起きてしまうことの間に立ち続けること。そしてそれは演奏者にとっても聴衆にとっても、同じ問いとして開かれている。「幽けき刻」は、完成された何かではなく、起きつつある何かの気配である。音が意味になる前の運動、その手前にある時間、そして空間を提示する。
Next Live
12/5(土)
すみだ五彩の芸術祭
中山晃子+幽けき刻「Alive Painting」ワークショップ&コンサート
すみだトリフォニーホール 小ホール
開場 14:30 / 開始 15:00(約120分)
参加無料・どなたでも
東京都墨田区錦糸1丁目2-3
出演:中山晃子(Alive Painting)/ 幽けき刻(西嶋徹・蒼波花音・遠藤ふみ)
詳細・申込方法は近日発表:すみだ五彩の芸術祭
絵の具を流転させ絵を描くライブパフォーマンス「Alive Painting」で国内外で活躍する中山晃子がワークショップを開催。沈黙と静寂の「間」に焦点を当てる音楽プロジェクト「幽けき刻」とともに、音と色彩が即興で溶け合う幻想的な時空間を届けます。
主催:「すみだ五彩の芸術祭」実行委員会、墨田区
Europe Tour 2026
幽けき刻 ヨーロッパツアーを終えて
このトリオを始めて5年目ですが、昨年あたりから、私たちの演奏が海外でどのように受け止められるのかを実際に海外で演奏して自分の肌で確かめてみたいという思いが強くなり、今回多くの方の助けを借りながら、パリ、チューリッヒ、ミュンヘンの3都市を回る初めての海外ツアーを計画しました。
9月4日のパリ公演では、Espace Culturel Bertin Poirée(天理日仏文化協会)のcaveにて、仲野麻紀さん(sax)とKarsten Hochapfelさん(cello)のデュオと1ステージずつのプログラム。仲野麻紀さんのDUOは、即興演奏に始まり、最後はサティのグノシエンヌへと続いていきました。まるでこの地下の空間に住む生き物が様々な物語を語りかけてくれているかのような不思議で美しい演奏でした。私たちも、この会場の持つ独特な雰囲気と響きを感じながら演奏し、良い初日となりました。
9月6日にはチューリッヒで、Nik Bärtschさん、Ronin Rhythm Productionsのご協力を得て、彼のアトリエで演奏させていただきました。とても親密な空間で、ミュージシャンや音楽関係の方も多数お越しくださる中、深く深く集中した演奏だったと思います。Nikさんからは、“満ちた空白”の奥深くへ潜っていくような体験だった、という感想をいただきました。
翌9月7日はそのアトリエの1階にあるEXILという会場で毎週月曜日にRoninが行っているライブにご招待いただきました。このイベントだけで1100回を超えるとのことで、演奏を聴いていて今一体何が起きたのか、まるで魔法を見ているように感じるような瞬間が何度もあって、研ぎ澄まされたアンサンブルと音響、照明、も含めたコンサート全体の作り出す世界に圧倒されました。
最終日の9月8日、ミュンヘンでは、Offene Ohren e.V.という、即興音楽のコンサートを続けている非営利団体に共催していただきました。会場のEinstein Kultur は、元々ビール醸造所の跡地で、地下の貯蔵庫を改装した場所。かなりの広さがあり、半円の天井が独特の響きを作っています。この日は2セットの演奏。40人以上のお客さんにお越しいただきましたが、最初から最後まで本当に真摯に耳を傾けてくださいました。
今回のツアーは、限られた時間と予算の中でのかなりタイトなスケジュールで、特にミュンヘン滞在は20時間にも満たないくらいでした。一緒にツアーを回ってくれた蒼波花音さん、遠藤ふみさんにも、改めて感謝しています。こうしてヨーロッパで3人で演奏するなんて、このグループを始めた時には想像もしていなかったことです。今回のツアーでできたたくさんのご縁が、また私たちを導いてくれることと思います。
今回のツアーでは多くの方のお力添えをいただきました。
有限会社花井の花井雅保様、仲野麻紀様、天理日仏文化協会の津留田正昭様、KAGITANI art & music managementの鍵谷あゆみ様、Ronin Rhythm ProductionsとNik Bärtsch様、Offene Ohren e.V. のHannes Schneider様、Einstein KulturのLaura Harzer様、そして今回のツアーの助成をしてくださった、アーツカウンシル東京様、他にも、多くの方にご助言いただいたり、ご協力いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
Video
you - on (遙音)
Improvisation
川のこと
幽けき刻 with 中山晃子
Recording & Production
2023年7月、水戸奏楽堂にてレコーディングを行う。エンジニアの五島昭彦氏により、三人が醸す微かな気配や、各々の音が放たれた空間を漂いながら響き合う様子が余すところなく捉えられる。
ジャケットは、色彩の流動を即興で描く「Alive Painting」の中山晃子氏と2024年に共演した際の、二度とは訪れない映像の一瞬を切り出し使用した。アートディレクター北川正氏のデザインにより、2枚組のアルバムはスリーブでまとめられ、そこに開けられた3つの穴からジャケットの絵が覗く。
また、200部限定の特装盤は、中山氏の映像の中から、200の異なる場面を切り出しプリントしたカードを1枚ずつ封入。さらに、メンバー三人が200枚のスリーブにそれぞれ思い思いの場所へパンチで穴を開け、世界に一つだけの表情を持たせている。
Album
Live History
- 2022
- 2022.1.24 渋谷 公園通りクラシックス 初ライブ
- 2022.4.17 渋谷 公園通りクラシックス
- 2022.7.3 越生 ギャラリィ&カフェ山猫軒
- 2022.12.4 成城学園前 cafe Beulmans
- 2023
- 2023.4.27 渋谷 公園通りクラシックス
- 2023.7.17 渋谷 公園通りクラシックス
- 2023.12.13 成城学園前 cafe Beulmans
- 2024
- 2024.4.22 渋谷 公園通りクラシックス with 中山晃子(Alive Painting)
- 2024.10.11 渋谷 公園通りクラシックス アルバム発売ツアー / with 中山晃子(Alive Painting)
- 2024.10.15 神戸 100BANホール アルバム発売ツアー
- 2024.10.16 名古屋 Hase アルバム発売ツアー
- 2024.12.6 神保町 試聴室 MA TO KI × 幽けき刻
- 2025
- 2025.2.24 神保町 月花舎
- 2025.3.25 渋谷 公園通りクラシックス 閑喜弦介trio × 幽けき刻
- 2025.6.7 用賀 工房花屋
- 2025.9.7 尾山台 um
- 2025.11.16 渋谷 公園通りクラシックス
- 2026
- 2026.1.11 用賀 工房花屋
- 2026.5.22 名古屋 JAZZ茶房 靑猫 ツアー「途の折節」
- 2026.5.23 岡山 䕃凉寺 ツアー「途の折節」
- 2026.5.24 福岡 Bar 柑 ツアー「途の折節」
- 2026.5.25 宇部 GLYCINES ツアー「途の折節」
- 2026.5.26 神戸 100BANホール ツアー「途の折節」
- 2026.5.29 尾山台 um ツアー「途の折節」
- 2026.5.30 水戸 奏楽堂 ツアー「途の折節」
- 2026.5.31 越生 ギャラリィ&カフェ山猫軒 ツアー「途の折節」
- 2026.7.20 新宿 Pit Inn
- 2026.9.4 パリ 天理日仏文化協会 ヨーロッパツアー / with Maki Nakano(Sax, Metal Clarinet)、Karsten Hochapfel(Cello)
- 2026.9.6 チューリッヒ Studio Nik Bärtsch, EXIL Basement ヨーロッパツアー
- 2026.9.8 ミュンヘン Einstein Kultur, Halle 04 ヨーロッパツアー



















