カルテット公演にはたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。残念ながらバイオリンの吉田篤貴くんがインフルエンザにかかってしまい、参加できませんでしたが、運良く、素晴らしいバイオリニストの喜多直毅さんに参加していただき、準備していたプログラムの中から数曲お届けすることが出来ました。喜多さんには、ご自身のプロジェクトの準備でお忙しい中、貴重な時間を割いて協力して頂き感謝に堪えません。
前半のカルテットの演奏は、喜多さんに入っていただいたことによりリハーサルで固まりつつあった音楽と全く違うものに変貌しました。これは大変貴重な経験で、このような機会には、演奏家として学べる事がとても多いのです。個人的には、最初からいきなり大ヒントをもらって超ラッキー、みたいな感じで、ある意味とても縁起がいいと言いますか、このカルテットの今後を祝福していただいたような気分です。今回のライブの感触を大事にして、また改めて次回に向けて準備していこうと思います。
後半は、喜多さんとのDUOで演奏しました。喜多さんとのDUOは、これからレコーディングをすることになっており、これまで何度かライブをやりながらレパートリーを準備してきました。昨日はその中から5曲をお届けしたのですが、このDUOも今回のようなシチュエーションで演奏することになったのが自分にとって良い方向に作用したように感じました。今日からしばらくはこのレコーディングに向けて頭を切り換えていこうと思います。