インフルエンザの予防接種も受け、元気に葉加瀬ツアーを続けています。まだ折り返しまできていませんが、これが半分過ぎると残りはあっという間で、年々その感覚は強くなって来てますね。
このブログをごらんになる方はもうご存じかとは思いますが、今月はそのほかにタンゴピアノの巨匠、パブロ・シーグレルさんとのコンサートが3本ありまして、既に2回を終えて、あとは21日の有楽町朝日ホールでの本番を残すのみとなっています。まだチケットあるそうなので是非この機会に聴いていただきたいと思います。
タンゴという音楽に出会ったのは確か2000年くらいだったと思います。それからこの音楽と少しずつ関わりが深くなってきた自分ではありますが、今回のような機会が訪れるとはこれまで想像していませんでした。パブロさんとは昨年初めて共演したのですが、これは本当にすばらしい経験です。ピアソラのグループにいた人だとか、グラミー賞を取っているとか、色んな情報も混じっていて余計にそう思うのかも知れませんが、ステージ上で一緒に演奏しているときに彼のピアノから受け取るものは計り知れません。メロディーの歌い方やシンコペーション一つ一つに彼の人生がすべて詰まっているようで…一緒に演奏することでそれらが一つずつ自分の体に刻み込まれていく気がしています。時代や国境を越えて何かを受け取っているんだなと思います。21日のコンサートでも色んな物を感じ取りたいと思います。